3年ぶり再会と漢宮春曉ハンカチ
- chuukaniko
- 9月19日
- 読了時間: 2分
更新日:10月1日
最近、また嬉しいことがひとつ。
「3年ぶり再会と漢宮春曉ハンカチ」
3年という長い時間を経て、再会を果たした先日のリハーサル。
大病に打ち勝ち、医者からやっと普通通りの生活に戻ることを許された彼女。
ずっと頑張って来られ、ようやくここに辿りつけて本当によかった!!
病気の初めの頃から、こちらは何もする事も出来ず歯がゆい思いをしながら近況を待つだけ、その間の2年間私も身体の調子が良い状態ではなかったので途中疎遠になりつつも、いつか渡そうと思っていたプレゼントも快気祝いとしてやっと渡せた。
(追記 さっきふと思い出したのだが、これを用意した頃、彼女の状況は思わしくなく、そのハンカチの意味によって余計なプレッシャーを与えるのではないか、と私も思い詰めてしまって渡せなかった、、、)
楽器を弾く者にとって、身体の方も辛いけれどそれ以上に音楽を奪われるダメージは、とてつもなく人を蝕む。
それは私も経験したことがあるので良く分かる。
私は枕に顔をうずめて、泣き叫んだりしていたな。
彼女も治療がつらく希望も小さくなりつつある時、それに耐え忍んだんだろうと察する。
彼女も言うように、それは全て自分らに与えられた試練。
抜け出した時、そこから得られるもの全ては福音に感じるのだろう。
このハンカチ、渡すのが遅れて結果、祝福にピッタリとなった。
二胡曲に『漢宮秋月』という宮中の女性の辛い心情を表した曲があるが、
これは真逆、『漢宮春曉』
早朝の春の庭園で女性たちが、楽器を弾いたり花を愛でたり囲碁や書画など文化的な事をして愉しむ様子を表した明時代に描かれた絵画。
その女性たちの部分を取り出し作られた故宮博物館特製ハンカチ。
本物の絵画の方は、台湾の故宮博物館に所蔵されている。(リンク説明有)
ケースに全体の絵の写真があったので、ここにハンカチの布地表記として掲載。

彼女がいうには、大病の人、特に年若い人で病院は常にいっぱいだそうだ。
これを読んでいる方々は、幸いみんな元気に二胡を弾くことができるので、あまり疑問に思わないかもしれない。でも、世の中、今何かが進行している。その何かについて気をつける事ができるならば、最低限の健康は維持できると思う。
この『漢宮春曉』の女性たちのように(ごめん!男の人も)
みんないつまでも美しく楽器を愉しんだり、文化的な事に興じて健康でいたい。
私も私の周りもずっと元気でいてほしい。




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