二胡展示会と札幌二胡奏者4人演奏会
- 張亜紀子
- 9月17日
- 読了時間: 4分
更新日:9月19日
名古屋のマックコーポレーションさんによる二胡メンテナンス・展示会が、先週末の連休3日間行われ、2日目のイベント『札幌の二胡奏者4人によるミニ演奏会』にて、演奏してきました。多くのお客様に足を運んで頂いたことお礼申し上げます。
この演奏会の経緯については、共演者のゆうきさん、星ちひろさんのInstagramをご覧頂くと詳しく紹介されています。ピアニストの山下響子さんを含め5人での2回の練習、森敦志さんとはもうプラス1回の楽しい練習を通じ、ワクワクする期待を持って当日を迎えました。(マックコーポレーション二胡展示会と札幌二胡奏者4人演奏会)
曲目は1.秋の曲メドレー
2.めぐりあい
3.蒙風
4.天山風情
5.北京有個金太陽
6.仁
7.江南春色
8.光明行
1と8が皆での合奏、2はゆうきさんと星さんのDUO、5は森さんと私のDUO、
それ以外は4人それぞれのソロ
皆、二胡を勉強してきた経歴が全く異なることもあり、弾くスタイル、音の出し方、表現などホントにそれぞれの二胡、それぞれの個性が全く違います。楽譜も違うし、細かい運指、運弓まで何から何までバラバラ、それこそ同じなのはメロディラインの認識のみ。
一体それで合うのか?!
と、お思いになるでしょうが、いやいやとても豊かなカラーバリエーション!なかなか他では類を見ない味のある演奏会にまとまったんですよ!
ソロのカラー、DUOの2色混じったカラー、全員の混じった複雑なカラー。
実際、耳で聴いた方はどのように感じられましたか?
是非感想をお知らせ下さい。

個人的にはそれぞれのソロを聴けたのが楽しかったです。
蒙風、二胡の現代曲の難曲で勇ましい(私の頭の中ではいつもチンギスカンが馬に乗って集団でこっちへ駆けってくるんですが)技巧も多く男性らしい曲で、森さんにピッタリ。
天山風情、これも現代曲の一つ。ウイグルの天山山脈を冒険した先に見つけた神秘的な聖蹟(これもインディージョーンズが頭の中で巡ってしまう)ミステリアスな感じがゆうきさんにピッタリ。
あ、これらの曲のイメージはあくまで私のイメージですので、真面目に読まないで下さい。
(教本解説は知らん💦)
そして仁、ドラマの主題テーマですよね。ドラマはチラ見しただけなので詳しくはないのですが、私の母方の先祖が江戸時代に、どうもその主人公のようなことをやっており、まだ医学とかない時代だったので、伝統的な天然の薬を使ったりして人々を治していたらしく。
その話、この夏に母から偶然聞いたばかりだったので、この選曲なんかの縁だわあと、星さんの演奏に情が入っておりました。
私のは、江南春色。江南の水の都に美しい春がやってくる曲。
春らしい柔らかな空気感、芽生えの嬉しさ、春が一斉にやってくる勢いなどなど、イメージは沢山。そんな説明は全然せずに、勘するどく音楽性高いピアノの山下さんには、練習の時からその江南までの旅路についてきて貰ってました。柔らかい音楽で、私の気持ちを盛り上げて下さって本当にありがとうございました。
長くなりそうなのでこの辺で演奏会についてまとめると、
こうして教室の垣根を超えて、二胡の各個性も関係なくみんなで楽しむ事ができる。
このことが充分に証明できたと思います。
ゆうきさん、星さんの北海道の二胡を盛り上げたい気持ちから出発した今回、
これから発展して北海道二胡祭など色々と、いつかできると良いですね!
森さんも含め、若い世代に私はお任せいたします🙇♀️
今回はみなさん本当に色々とありがとうございました!
会場では色々な方々にお会いできて、それもとても嬉しいことでした💕

3日目は、メンテナンスに用があり再度会場へと。
その時に展示されている二胡本体やケースや備品諸々、試奏したり見たり触ったり。
沢山の品ぞろえ、お店がそのまま移動してきたようで、こういうのも楽しいですね。
私が一番のお気にいりだったのは、弦の試し弾き。
10数種類ある弦をそれぞれ張った二胡を弾く事によって、弦の違いを体感できるもの。
勉強になりますね~。
一番良い!と思った弦、中華二胡学院でも扱っているものでした。(嬉しーっ🥰)
3日間、長時間メンテナンス作業をされていたマックさん、さぞお疲れになったでしょう。頭が下がります。
全国色々巡回されておられるようですが、北海道は初めてという事。
本当にこんな遠い所まで来て頂いて、マックコーポレーションのお二方様どうもありがとうございました。

中華二胡学院サイト




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