「雪の華」
ここ最近、とある生徒さんの依頼で中島美嘉の「雪の華」の楽譜を作り弾き込み中です。
この曲は軽くサビしか知らなかったのですが、やっているうちにメロディーが二胡に合うことがわかりハマってます。
ボリューム的にも程よい感じで、弾き甲斐、聴き甲斐両方ありますね。
今回はちゃんとした五線譜を頂いたので数字譜になおし、まず適当に弾いて二胡で合う調性を選びます。
その後は曲を聴きまくり中島美嘉の歌いを覚えて、それが二胡で表現できるように、どの指で、どのポジションで、どの運弓で、装飾いれたりと色々弾きながら選んでいきます。
その作業が実におもしろい!!
二胡で原曲に近づいていく感触が何とも快感です。
中島美嘉の声と歌い方が好きになったのかもしれません。
でも他の曲を聴こうとかは思わないので違うかな?
これまでもリクエスト曲をレッスンで取り入れることもあったのですが、その際みなさんが持って来られるのはだいたいが市販されている二胡譜です。
そのまま弾けば楽なんですけど、その楽譜に、原曲の良さが失われたような、いつもどこかしら少し違和感を感じていました。
多分ですが、多くの人が弾きやすいように音符や奏法などを簡素にしていたりするのでしょう。
運弓にしてもスラーとそうでないのとではニュアンスが凄く異なります。
歌の感じが出てないと思われる場所は色々書き直し使用していました。
逆に歌に忠実な五線譜が先にあるとそこから色々と吟味しながら二胡譜が作れるので表現が広がります。
試行錯誤を重ねて非常に面倒な作業ではあるのですが、今回は慣れてきたのかそれがとても楽しかった。
勢いついでにこれからも余力ある時にやっていこうと決心しました。
どの曲でも二胡に似合うかは問題ありますが、二胡の良さが出るような曲を沢山見つけていきたいですね。
先日「黄昏のビギン」を弾くことがあったのですが、楽譜をもらって数日後、テレビのBGMでちあきなおみの歌うこの曲をたまたま耳にし
「結構いい曲じゃないの~」
初めて聴くこの曲にちょっと惚れました。
中島美嘉もそう、それぞれの声の質感、表現なんかを聴けば聴くほど好きになるし、勉強になります。
歌の心も沢山あるんだな~と。喰わず嫌いはせず色々なジャンルを聴くことも大切ですね。
みなさんの好きな曲、クラスレッスンではなかなか取り入れるのは出来ないかもしれませんが、リクエストして下さいね。
個人レッスンではいつでも大丈夫です。弾いてみたい曲があれば、個人レッスンをお気軽にどうぞ~!

この可愛らしさ!頂きもののウェッジウッドのジャスパー